5/15/2016

In to the wild  

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僕は映画が好きで、一時期は一日一本以上のペースで見ていた。映画は自分以外の人間の仮想の人生を垣間見れたり、疑似体験する事が出来る。アートフォームとしても、映像、音楽、物語、多くの要素を一度に含める事が出来る、ある種究極の表現では無いかと思っている。

誰でも、人生で少なからずの影響を受けた一本が在ると思う。
今日は僕の一本を紹介。



『In To The Wild』

90年代初頭のアメリカ、アラスカの大地に停められていた一台のバスの廃車の中で、20代前半の青年が餓死して亡くなっているのを地元の人間が発見した。
彼の名は、クリストファー.ジョンソン.マッカンドレス。裕福な家庭で生まれ育ち、大学を優秀な成績で卒業、周囲にハーバードのロースクールへの進学を期待されたが、金中心、物質主義の世の中に嫌気がさし、真の自由と真理を求め、全てを捨てアラスカを目指しアメリカ大陸を放浪する。行く先々で出会う人々と事柄、圧倒的な自然、そして彼が友とした本の中に生きる偉人達の言葉、それらと友に彼は旅をし、ついにアラスカにたどり着く。目の前には彼方まで広がるアラスカの荒野、そしてそこに身を置いた自分。計4ヶ月のサバイバル生活の中で、彼は真理に近づいて行く。

実話を元に作成され、大好きなショーンペンが監督を務めたという事で見たこの映画。僕はこの映画に打ちのめされた。クリスが見せる狂気と極限の生き方に、劇中に映し出される自然の美に、登場人物たちの心打つ言葉に。
一体何度見たのか分からないくらいに見た。僕が好きになる要素が全て詰まっていた。真理を求めて旅をする、という設定。極端な生き方。人間の触れ合い。クリスが抱える心の闇。全て詰まった本当に美しい映画だと思う。

事在るごとに僕はこの映画を見て勇気をもらっている。その度に、彼の狂気じみた生き方は僕の背中を押してくれる。僕も彼の様に旅がしたい。


劇中でも引用されているクリスの言葉。

’自由気ままな旅は気分を高揚させる。

どこか逃避を思わせるからだ。

過去、抑圧、法律、面倒な義務からの絶対的な自由。’



’北へ行くんだ。ひたすら北へ向かう。僕一人だけの力で。

時計も地図も斧もなし。何にも頼りたくない。

まっただ中で生きるんだ。そびえる山、皮、空、猟獣。

荒野のど真ん中で。’

’人生において必要な事は、実際の強さよりも強いと感じる心だ。

一度は自分を試す事。

一度は太古の人間の様な環境に身を置く事。

自分の頭と手しか頼れない、過酷な状況に一人で立ち向かう事。’



’幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だけだ。’

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